ほったらかし投資とは?
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ほったらかし投資とは、運用方針や仕組みなどの環境を整えておけば、あとは放置していても資産を増やせる投資手法を指します。商品を購入したあと、売買のタイミングなどを見極める必要がないので、初心者にもおすすめです。
代表的な例に、投資の専門家に運用を任せられる投資信託を毎月決まった金額で購入する自動積立があります。ほかには、ロボアドバイザーを活用して、自ら細かい売買の判断をせずに売り時を待つ資産運用をする方法もあります。ほったらかし投資に明確な定義などはありませんが、要するに、常に市場の動きを見ていなくても利益が見込める方法で投資することを指すといえるでしょう。
ほったらかし投資のメリット
ほったらかし投資を始める前には、メリット・デメリットの両方を理解しておきましょう。まずはメリットを紹介するので、自分の投資スタイルや投資の目的に合致するかをチェックしてみてください。
投資初心者でも1万円程度の少額から始めやすい
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ほったらかし投資の大きなメリットとして、投資初心者でも少額から始めやすい点が挙げられます。例えば投資信託であれば、一般的に1万円程度から投資が可能です。商品によっては100円から購入できるものもあるため、まとまった資金がなくても投資を始められます。
投資に興味はあるもののいきなり大金を運用するのは不安な人も、少額からであれば無理なく投資の経験を積んでいけるでしょう。
預貯金より高い利回りが期待できる
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ほったらかし投資は、株式や投資信託に資産を投じるのが一般的なので、銀行預貯金より高い利回りが期待できます。利回りとは、投資金額に対する収益の割合のこと。大手金融機関の三井住友銀行でも、定期預金の利回りはたったの0.025%、普通預金だとさらに低い0.020%です。
ほったらかし投資の代表例である投資信託の場合、利回りが10%台になる可能性もあります。投資に時間を回せずに資産を銀行預貯金で眠らせている人は、ほったらかし投資を前向きに検討してみるとよいでしょう。
初心者でも簡単に始められる
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ほったらかし投資に分類される商品のなかには、投資の知識がなくても気軽に始められるものがあります。
例えば、投資信託では、購入後の運用を投資のプロに任せられるため、銘柄の選定や売買のタイミングを考える必要がありません。毎日チャートで値動きをチェックする必要がないので、投資の知識がない初心者や、忙しくて投資の勉強をする時間が取れない人も簡単に始められます。
金融リテラシーが高まる
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ほったらかし投資を始めることで、金融リテラシーが高まるというメリットもあります。
金融リテラシーとは、お金に関する知識や判断力のこと。経済的に自立してより良い生活を送るためにはお金が必要であり、金融リテラシーを身につけられれば、お金に関する適切な判断ができるようになります。
ほったらかし投資は、初心者でも少額から手軽に資産運用を始められるため、リスクを抑えながら少しずつ投資に慣れることが可能です。疑問が生じたときに調べて対応するという行動を繰り返すことで、投資の知識を習得できるでしょう。ほったらかし投資をするなかで前向きに投資の勉強に取り組めば、自ずと金融リテラシーを高められます。
ほったらかし投資のデメリット
次にほったらかし投資のデメリットを紹介します。正しい知識があれば対策もとれるので、投資を始める前に理解しておいてください。
元本割れのリスクがある
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ほったらかし投資として価格変動がある金融商品を購入する場合は、元本割れのリスクがあるので注意しましょう。元本割れとは、相場の下落などにより、はじめに投資した金額を下回ることを指します。ほったらかし投資の代表例である投資信託も、基本的に元本保証はありません。
元本割れのリスクを減らすには、投資商品の長期的な保有を心がけましょう。投資期間が長いほど、一時的な価格変動による損失のリスクを抑えられます。短期間で売買を繰り返すより、手数料の負担が軽くなるのもメリットです。
短期間で大きな利益を出すのは難しい
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ほったらかし投資には、コツコツと長期目線で利益を積み立てていくものが多く、短期で大きな利益を出すことが難しいとされています。短期間で大きな利益を得たい場合は、為替のレートで利益を狙うFXや、暗号資産(仮想通貨)などの値動きが激しい投資を検討しましょう。
ただし、短期的に大きな利益を望める投資商品は、その分リスクも高い傾向にあります。相場の変動が大きい投資手法だと、あっという間に損失が膨らんでしまう可能性があるので、基本的にほったらかし投資には向いていないといえます。
おすすめのほったらかし投資の方法7選
続いては、ほったらかし投資に向いている代表的な金融商品7つを紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に向いている商品を見つけてください。
専門家が資産運用する投資信託
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投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、投資の専門家が株式や債券などを運用してくれる商品です。投資家は、運用の成果に応じて分配金をもらえます。自分で売買のタイミングなどを調整する必要がないため、ほったらかし投資に向いている商品の代表例といえるでしょう。
投資信託を始める際は、まず、自分が購入したい商品を取扱っている金融機関で口座を開設します。あとは、入金を済ませ、商品を購入するだけです。口座の開設先はネット証券を中心に、インターネット上で口座開設が完了する証券会社がおすすめ。インターネット環境があれば自宅で口座開設から取引までできるほか、取引にかかる手数料も安い傾向にあります。
機械的に外貨取引してくれるFX自動売買
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FX自動売買は、機械が24時間自動で取引をしてくれるので、ほったらかし投資が可能です。FXを自分で行う場合は知識・経験が必要ですが、FX自動売買は事前に設定するプログラムに沿って取引をしてくれるため、初心者でも取り組みやすい商品とされています。
自動売買ツールの種類は、指定した値段になると自動で注文を繰り返すリピート型や、既存の売買設定を利用する選択型、自分で売買ルールを決める設定型などさまざま。自分の投資方針に適したツールを使いましょう。
FX自動売買を始めるには、自動売買に対応しているFX口座の開設が必要です。口座開設後、自動売買のツールをダウンロードし、取引量などの各種設定を行えば取引が始められます。
システムが取引してくれる株自動売買
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株自動売買は、株式取引を自動で行ってくれるシステムのこと。特定の条件を設定すると、設定に合わせて株式の売買を行ってくれるため、知識・経験がなくても取り組みやすく、感情に左右される心配もありません。
株式の自動取引を始めるには、株自動売買サービスを提供している金融機関の口座を開設し、自動取引ツールで売買の条件などを設定。一度設定を済ませれば、あとは自動で取引が実行されます。
専業家に依頼する不動産クラウドファンディング
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不動産クラウドファンディングは、不動産に複数で投資する仕組みのこと。投資家から集めたお金を資金にして、事業者が不動産の取得・運用を行います。
不動産クラウドファンディングは、運用を事業者に任せられるため、初心者でも比較的取り組みやすいのが特徴です。通常、まとまった資金が必要な不動産投資を1口1万円の少額から始められるのもうれしいポイント。ただし、事業者が倒産した場合、出資した資金は戻ってこないので、事業者選びは慎重に行いましょう。
不動産クラウドファンディングを始めるには、利用したいサービスに会員登録し、口座を開設します。入金後、投資したいファンドを選択し、投資金額を設定すれば手続き完了です。
資産運用のすべてをAIに任せられるロボアドバイザー
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ロボアドバイザーは、年齢や収入、投資に対する考え方などの情報をもとに、AIが金融商品を提案してくれるサービスです。手数料を支払えば商品の選定や売買、リバランスなど資産運用のすべてを任せられる投資一任型と、手数料がかからず商品の提案だけを受けられるアドバイス型があります。
アドバイス型は出費を抑えられますが、金融商品や資産運用方法を提案してもらうだけなので、運用自体は利用者が行わなければなりません。運用を自動化してほったらかし投資の恩恵を受けたいなら、手数料を支払って投資一任型のロボアドバイザーを利用するのがいいでしょう。
ロボアドバイザーを利用するには、興味のあるサービスを提供している証券会社での口座開設が必要です。証券会社によっては、口座を開く前に診断を受けられることもあります。いくつかの質問に答えて診断結果を確認し、商品や運用コースを選んで投資を始めましょう。
高い利回りが期待できるソーシャルレンディング
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ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一種で、お金を貸して利息を得たい個人投資家と、お金を借りたい人や企業をインターネット上でマッチングさせる融資サービスです。
一般的なクラウドファンディングとは異なり、投資家は出資額に応じて利息を受取れます。予定利回りがあらかじめ決まっているので、案件を選んだあとは日々の値動きのチェックが不要でほったらかし投資が可能です。高い利回りの案件が多いほか、少額から投資できるというメリットもあります。
元本の価格が変動するリスクは抑えられますが、貸し倒れのリスクが存在し、出資した資金が返済されない可能性があるため注意が必要です。また、ほったらかし投資のなかでも歴史が浅いので、仲介業者選びは慎重に行わなければなりません。
ソーシャルレンディングを始めるには、仲介業者のサービスに登録する必要があります。登録が完了したら入金を行い、投資したい案件を選びましょう。
不動産投資のなかでは始めやすいワンルームマンション投資
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ワンルームマンション投資とは、マンションの1室を購入して貸し出し、家賃収入を得る投資方法のこと。多くの場合は金融機関からお金を借りてマンションの1室を購入するため、家賃収入から返済額を差し引いた金額が毎月得られる利益です。
不動産投資では物件を管理する手間が発生しますが、管理会社に任せれば手間を抑えてほったらかし投資ができます。ワンルームマンションは一般的なマンションよりも安価に購入しやすいため、不動産投資のなかでは始めやすいのもメリットです。
ただし、空室が発生すると収入が得られない、資産価格の下落によって得られる収益が減少するといったデメリットもあります。ローン返済額や管理費用のほかに、税金や保険料、修繕費用などを支払わなければならないので、始めるかどうかの判断は慎重に行いましょう。
ワンルームマンション投資を始めるときは、まず情報収集をします。物件や管理会社の情報に触れ、セミナーに参加してから販売会社の個別相談を受けるのがおすすめです。契約後は住宅ローンの審査や登記など不動産投資特有の手続きが発生しますが、販売会社のサポートを受けながら進められます。
税制上のメリットが受けられる投資制度もチェック
NISAやiDeCoを利用すれば、節税しながらほったらかし投資ができます。それぞれの内容や特徴をわかりやすく紹介するので、税制上のメリットを受けながら投資をしたい人はチェックしてください。
NISA
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NISAとは、少額投資非課税制度のことです。本来は上場株式の配当金や投資信託の分配金に対して約20%の税金が発生しますが、NISA口座で運用した場合は課税されません。
NISA制度は2024年に改正され、非課税保有期間が無期限化されました。年間投資枠も大幅に拡大され、ほったらかし投資ができる期間も金額も増えています。つみたて投資枠と成長投資枠を併用できるようになり、柔軟な投資スタイルを取れるようになったのも大きなメリットといえるでしょう。
NISAを始めるにはNISA専用口座の開設が必要です。口座を開設し、購入する商品と掛金を設定すると運用を始められます。証券会社によって取扱商品や運用時の手数料、サポート内容などは異なるので、比較して選ぶことが大切です。
iDeCo
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iDeCoは、老後資金を作ることを目的とした私的年金制度のひとつ。20歳以上65歳未満の人であれば基本的に誰でも加入でき、掛金と運用成績にもとづく金額の合計を60歳以降に受取れます。
iDeCoでは、拠出金額すべてが所得控除の対象になるほか、運用益も非課税、受取り時も税制上の優遇があるので、節税しながら長期的な目線での資産形成が可能です。
iDeCoを始めるには、金融機関で専用口座を開設する必要があります。口座開設後、購入する商品と掛金を設定すれば、運用を開始できます。掛金は月々5,000円以上から1,000円単位で設定できますが、職業などによって上限が決まっているので注意が必要です。手数料の安さ、選べる金融商品の数や種類、サポート内容などは金融機関によって異なる点も覚えておきましょう。
ほったらかし投資の始め方・やり方は?
ほったらかし投資は手間を抑えて投資を始められるのがメリットですが、始める前の準備はきちんと行う必要があります。無理なく資産運用をするために、ほったらかし投資を始めるためのステップを確認しましょう。
投資の目的や目標額、毎月の投資額を決める
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ほったらかし投資を始めるときは、投資の目的や目標額、毎月の投資額を決めることが大切です。なぜ投資をするか、いくらまで増やしたいのか、月々いくら投資すればいいのかを決めれば、適切な投資方法を選びやすくなるでしょう。
投資の目的は人によって異なります。老後資金を準備したい、子どもの教育資金をためたい、住宅購入費用に充てたいなど、明確な目的を挙げましょう。目的を達成するためには何年後までにいくら増やしたいかを逆算し、毎月の投資額を決めてください。
なお、長期間ほったらかし投資をする場合は、複利効果で利益を増やせる可能性が高まります。「72の法則」を用いれば、複利効果によって元本が2倍になるまでの期間を算出できますよ。計算する際は、「72÷金利(%)=投資期間(年数)」に当てはめましょう。
例えば100万円を年利3%で運用した場合、倍の200万円にするために必要な期間は24年です。この計算式を応用して「72÷お金を2倍にしたい期間=金利(%)」とすると、お金を2倍にするためには何%で運用すべきかも求められます。72の法則も活用しながら、目標額や毎月の投資額などを整理してみてください。
半年分程度の生活防衛資金を確保する
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ほったらかし投資に使う金額を決める際は、半年分程度の生活防衛資金が確保できているかどうかを確認しましょう。生活防衛資金は万が一のトラブルに備えて用意しておくべきお金なので、投資資金よりも優先してためることが大切です。
生活防衛資金を用意できていれば、病気やケガ、突然のリストラ、自然災害など不測の事態によって収入が得られなくなっても当面の生活費をまかなえます。加入している保険で保険金が支払われるとしても時間がかかってしまうので、一般的には収入が途絶えても半年程度は暮らしていけるお金を用意しておくのがおすすめです。
生活防衛資金を確保しないまま投資を始めると、緊急時に生活費が不足してしまい、生活に困るおそれがあります。また、資産運用にはリスクがあるため、生活防衛資金を投資に回すことも避けたほうが無難です。
まずは生活防衛資金を十分にためたうえで、手をつけても問題のない余裕資金でほったらかし投資をするようにしましょう。
証券口座を開く
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ほったらかし投資を始めるなら、証券会社で口座を開設する必要があります。
証券会社の多くはネットで口座開設が可能です。オンラインで必要な情報を入力し、本人確認書類を撮影した写真をアップロードすれば、郵送で手続きをするよりも速やかに口座を開設できます。ネットでの口座開設には通常1〜3日ほどかかるので、ほったらかし投資をすると決めたら早めに申込みましょう。
取扱商品数や手数料、サポート体制などは証券会社によって異なります。各社の特徴を比較し、自分に合う証券会社を探してみましょう。
投資運用資金を「リスクが高い投資への資金」「リスクが低い投資への資金」に分ける
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ほったらかし投資で長期的に資産形成を行うなら、投資運用資金を「リスクが高い投資への資金」と「リスクが低い投資への資金」に分けることが大切です。このような運用方法を、投資の世界ではコア・サテライト戦略と呼びます。
コア・サテライト戦略では、運用する資産を守り(=コア)と攻め(=サテライト)に分けて管理するのが特徴です。リスクが低い投資をコアとし、リスクが高い投資をサテライトとして分けることで、バランスのよい投資が目指せます。
コア向きの主な商品は、債券や日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドなど。サテライト向きの主な商品には、株式やREIT、アクティブファンドなどが挙げられます。
リスクをできるだけ抑えてほったらかし投資をしたいなら、リスクが低いコアの投資だけでも十分です。リスクを取ってでも短期的に大きなリターンを得たいと考えているなら、資産全体の0〜30%程度をサテライトの運用に充ててもいいでしょう。
NISAやiDeCoの税制優遇口座をフル活用する
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NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用することも、ほったらかし投資では重要といえます。
NISAやiDeCoでは運用で得た利益が非課税なので、通常の総合口座で株式や投資信託を運用するよりお得です。長期的にほったらかし投資をするのであれば、税負担を抑えて投資ができるNISAやiDeCoをフル活用しましょう。
なお、iDeCoは掛金全体が所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されます。年金受取時に公的年金控除や退職所得控除が適用され、税制優遇を受けられる点も魅力です。一方、iDeCoは原則60歳まで引き出せませんが、NISAはいつでも自由に引き出せます。それぞれの特徴を理解したうえで、どちらに取り組むかを考えてみてください。
NISAやiDeCoを利用するためにはそれぞれ専用の口座が必要です。総合口座とあわせてNISAやiDeCo専用の口座も開設しましょう。
ほったらかし投資で2,000万円作るシミュレーション
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投資を始める前にはどのくらいの期間で、どのくらいの利益を目指すのかを設定することが大切です。ここでは、ほったらかし投資で2,000万円をつくると仮定してシミュレーションしてみます。
毎月の積立金額を5万円、想定利回りを3%の商品に投資すると仮定すると、2,000万円をつくるのにかかる期間は23年と2カ月。積立金額を5万円、想定利回りを5%とすると19年8カ月となり、利回り3%の場合と比べると期間が短くなります。
利回りが数%違うだけで、目標金額を達成するまでの期間が大きく変わるので、事前にシミュレーションしておくことは大切です。毎月どのくらいの金額を、どのくらいの利回りで投資すれば良いかがわかり、投資先を決めやすくなります。金融庁のサイト(外部サイト)から無料でシミュレーションできるので、一度試してみるとよいでしょう。
ほったらかし投資を始める際の注意点
最後に、ほったらかし投資を始める際の注意点を紹介します。リスクを抑えながら効率的に資産形成するためにも、以下で紹介する内容をチェックしてから投資を始めてください。
家計を圧迫しない資金でスタートする
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基本的にほったらかし投資は、家計を圧迫しないように余剰資金で行いましょう。余剰資金とは、生活費や非常時の備えとなるお金を差し引いた金額のこと。生活に必要なお金まで投資に回すと、運用成果次第では家計を圧迫する可能性があります。
精神的に余裕がない投資を行うと、感情に左右され、不合理な判断をしてしまうかもしれません。無理のない範囲で、計画的に資産形成をすることが何よりも大切です。
完全にほったらかしの状態にはしない
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ほったらかし投資でも、定期的に運用状況を確認することが重要です。長期間放置しすぎていると、想定以上に損失が膨らんでしまう可能性もあるでしょう。
購入する商品と割合の組み合わせは、ポートフォリオと呼ばれます。運用状況によってリスクやリターンのバランスが崩れることもあるため、定期的に運用状況をチェックし、必要に応じてポートフォリオを調整することも大切です。
ほったらかし投資とはいえ、完全にほったらかしではなく、定期的なメンテナンスが必要なことは覚えておきましょう。
投資内容は自分で決める
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専門的な知識・経験がある人の助言を参考にすることは大切ですが、すべてを鵜呑みにしてはいけません。専門家のアドバイスに従って投資をしたからといって、必ず儲かるとは限らないことを理解しておきましょう。
専門家のアドバイスは、自分でもしっかりと内容を確認し、納得してから取り入れることが大切です。自分で投資方法を考えることは知識と経験の蓄積につながるため、今後の投資にも役立つでしょう。
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