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レーザーテック(株)【6920】の掲示板 2024/05/01

【市況】明日の株式相場に向けて=レーザーテックの咆哮が響き渡る

売り方の疑心暗鬼といえば、その縮図のようなメカニズムが3連休明けとなった前日のソシオネクスト<6526>の値動き。前週末に発表された今期の低調な業績見通しにもかかわらず、貸株市場を通じた空売り筋の買い戻しが利いて想定外の上昇を演じ、マーケット関係者の耳目を驚かせた。

前週末引け後のPTSの同社株の値動きを見る限り、3連休明けの取引でも急落決定のムードだったが、実際は真逆のベクトルが働いた。

全上場企業の中で売買代金トップとなり9%高の大立ち回り。何が流れを変えたかといえば、連休中の欧米株の強さが挙げられるが、それは結果論であって、本質は“売り方の焦り”であったかと思われる。

下がって当たり前の局面であるからこそ早く回収したい(買い戻したい)のだが、それに見合った売り板が朝方の投げ売り一巡で消滅してしまった。こうなると黙っていても株価には浮揚力が働く。「株は需給」といわれる所以(ゆえん)である。

 そして東京市場において、きのうの主役がソシオなら、きょうの主役は紛れもなくレーザーテック<6920>であった。

前日こそ売買代金トップの座をソシオに譲ったとはいえ、長きにわたって売買代金首位といえばレーザーテクの“定位置”である。

きょうは、それに輪をかけて巨額の投資マネーが錯綜し、同社株1銘柄で6400億円を超える売買代金をこなした。

ちなみにこの日、グロース市場に上場する全銘柄の売買代金を合計しても1000億円に届いていない。

 売買代金だけでなくレーザーテクの株価は砂塵を巻き上げ突き進む重戦車のごとし、一時6000円超の上昇、率にして18%近い急騰をみせ一気に4万円台に乗せる場面もあった。

同社株は日経平均の構成比では上位10傑にも遠く及ばないが、この日は日経平均寄与度で群を抜き、1銘柄で約70円近く押し上げるスーパー・パフォーマーと化した。